イベント・観光
きのくに寺社巡り~聖なる巨岩『神倉神社』~
2019年2月21日
いつもかんぽの宿紀伊田辺のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
当宿から車で約1時間40分。
新宮市にある『神倉神社(かみくらじんじゃ)』は、熊野三山のひとつである熊野速玉大社の摂社で、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されています。
その境内は、標高約120メートルの神倉山の山上に鎮座し、境内外縁は断崖絶壁になっています。

山上へ続く538段の急勾配の石段を仰ぎ見るようにのぼると、そこには“ゴトビキ岩”と呼ばれる巨岩がご神体として祀られています。
はるかいにしえより、私たち日本人は、あらゆるものに神が宿るという「八百万(やおよろず)の神」信仰とともに生きてきました。
神話の時代から登場する“ゴトビキ岩”は、熊野三山の主祭神が降臨した場所と伝わる伝説の岩とされ、古代の熊野の人々がよりどころとした自然崇拝の姿を今日まで私たちに伝えてくれています。

石段のはじまりはこんな感じです。
神聖な場所へ導いてくれそうな雰囲気があります。