季節のお便り
世界最古のハス~『大賀ハス』~
2020年7月1日
いつもかんぽの宿紀伊田辺のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
当宿から車で約20分。
6月中旬。上富田町の田中神社の森に隣接するハス田では、『大賀ハス(おおがはす)』が咲き始めました。
大賀ハスは、1949年、縄文時代の遺跡から3粒発見され、2,000年の時を超えてその1粒の発芽育成に成功したことで、“世界最古の花・生命復活の象徴”として国内外のメディアでも広く報道されたそうです。

花言葉は、「雄弁」・「休養」・「沈着」など。

ぷっくりと大振りなつぼみ。
葉っぱに雨粒が溜まっているのも、この時期ならではですね。
ハスの花の命は短く、「早朝に咲いて昼頃にしぼむ」を3回繰り返し、4日目には花弁が落ちてしまいます。
早朝咲くときには“ぽん”と花の開く音がする、とも言われていますが・・・
私は、大遅刻してしまいました。
今年は7月中旬頃まで楽しめそうです。
いくつもの時代を経て、人々の手によって守られてきたこの風景。
また来年も再来年も、変わらない姿で見られますように。